1 本コーナーの基本方針 |
私の基本的な考え方は、トレードで利益を上げ続けるためには、他人任せではなく自分自身が勉強をし、あらゆる情報を自分の中で消化し、自分自身で最終判断を下せるようにならなければならないという事です。 有効な情報等で例え一時利益を上げられたとしても、それはいずれ無くなる運命の利益だと思います。 他人任せで利益を上げられる程簡単な世界ではありません。 もし、そのようにお考えの方があれば、今すぐにご自身で運用する事は止めて、プロに運用を任せた方が良いでしょう。 投資顧問情報も、受け手によって全く違う情報になりますので、ご自身で情報を見て判断が下せないのであれば同様です。 例えば、18000円で買いという情報があったとします。その情報を全く同じ条件で入手しても、実際の投資行動となると千差万別だと思います。個人個人の資金力によっても違ってきますし、経験の度合いによっても違ってきます。ピンポイントで買いポイントを当てるなどという事は不可能です。従って、買い推奨にしても、18000円、17900円、17800円程度に分けて買いポイントを指示した場合、10枚建てられる資金力の人であれば、1枚ずつ買い下がる事も可能ですが、1枚しか建てられない人であればリスクを取って18000円で買って17800円まで下げられたらロスカットを余儀なくされるでしょう。そうなると17800円まで待つしかありませんが、得てしてそのような場合手前で反転され買えないという状況になります。また、経験が浅く、信頼のおける情報であれば無条件に信じる人であれば指示通りの建て玉をするでしょうが、経験が豊富で勉強も相当されている人であれば、その情報を自分の中で再分析しますので入るポイントも当然違ってきます。 同じ投資顧問情報を聞いても、各投資家の投資行動はこのように当然違ってきます。従って、同じ情報に接してもその損益は個人差が出ます。 私自身はデイトレードを中心に運用していますので、私自身のマーケット分析でマーケットの流れ、先行きを予測はしますが、実際の運用は別の話であり、日々のデイトレード用のシステムによるシグナルを優先します。 私の分析手法は非常に特殊で、世間で流通しているものとは全く違いますので、私の分析手法を紙面で解説することは非常に困難です。 従って、個別株の投資アドバイスように、○○銘柄を、○円で買いというようなアドバイスは適していないと思います。 そうではなく、ここまで無料コーナーで書いてきましたように、如何にマーケットの真実を読み、シナリオを立てたら良いかという事を書き、ご自身でシナリオを立て、ご自身で判断するための参考になるようなコーナーにしていきたいと思っています。 日々のトレードに参考になる、価格帯、変化日、方向性等をアドバイスし、それに基づいてシナリオを立てる事を繰り返す内に、情報に踊らされるのではなく、情報を自分のものにして判断を下せる投資家になって頂きたいと思います。 |
2 実際のトレードにおける注意点 |
@ マネーマネージメント トレードにおいて最も重要な事は、どのような相場環境になってもトレードを続けられる状態を保つと言う事です。資金さへ残っていれば、いつでも挽回は可能です。理想的には、運用資金の1割〜2割の範囲でポジションを取る事です。従って、運用資金が500万円以下の方は原則として日経225miniでのトレードをお勧めします。 |
3 投機で勝つためには |
投機で勝つためには、トレードの勝率を上げ、マネーマネージメントをきちんとして、例え10連敗、20連敗しても資金が枯渇しないようにしていれば、最後は必ず勝ちます。 仮に勝率が80%であっても、年間約245日間ある取引の内、一日単位で考えた場合49日間は負ける可能性があります。当然この49日は数学的、統計的な規則性を持って訪れたりしません。最初に49連敗する可能性もあります。従ってマネーマネージメントが大切になってくるのです。 それでは勝率ですが、勝率はどのようにしたら上げる事が出来るでしょう?当然勝つ日を増やしていけば勝率は上がりますし、一般的にほとんどの人がどのように勝つ日を増やすかに時間を費やします。しかし、もっと簡単に勝率を上げる方法があります。それは負ける日、或いは負ける可能性の高そうな日を捨てる事です。たったそれだけで、勝率は飛躍的に上がります。仮に10日間の立会いで、全てトレードし8勝2敗の人がいたとします。この人は後二日勝って10勝0敗にして勝率を10割にするのは至難の業でしょう。しかし、2敗した日が仮に非常に難しい相場環境だったとして、トレードを見送っていたら8勝0敗で勝率は10割になります。 |
4 投機の極意 |
投機の極意は「心」です。トレードというのは「欲」と「恐怖」を如何にコントロールするかが全てです。投資顧問情報というのは、単にトレードのための判断材料を提示するだけです。その判断材料で、如何に自分が納得して判断を下すかです。どんなに信頼のおける情報を入手したとしても、自分自身の大事な資金を投下する最終判断は自分しか下せません。そのためには、「欲」や「恐怖」で冷静な判断を狂わす事のないようにしなければなりません。明確な根拠のない時(入手した情報で判断に迷いがあるような場合)はポジションは持たない。この事を徹底して頂きたいと思います。それが負けを減らし、最終的に勝率アップに繋がります。 |